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理事長挨拶

坪井良治

 令和1年8月、京都での第21回日本褥瘡学会理事会においてご推薦いただき、日本褥瘡学会理事長を務めることになりました。皮膚科学分野からの選出でありますが、第8期役員として向こう2年間どうぞよろしくお願いいたします。

 ご存知のように、日本褥瘡学会は褥瘡医療に関わる多職種の医療関係者や研究者が参加する学会です。1998年に発足してから20年の歴史を持ち、8,500名の会員をかかえる大きな学会へと発展してきました。

 これまで本学会は、褥瘡の基礎的研究から医療行政にいたるまでわが国のリーダーとしての役割を担ってきました。20年間の活動により褥瘡が認知され、それに対する治療だけでなく予防についてもかなり進歩したと考えられます。しかし、取り組みは十分ではなく、この成果をわが国の医療の隅々まで浸透させることが重要です。向こう2年間の理事長方針として、取り組むべき重点項目と方針を挙げてみました。

・会員に対する褥瘡教育をさらに充実させる
 褥瘡ガイドライン第5版の作成
 e-learningの積極的活用
 評議員・各種委員の地域・職種偏在の是正と活用

・会員以外に対しても褥瘡教育を全国隅々まで充実させる
 中小病院、療養型病院、介護施設などの褥瘡の実態を把握し褥瘡教育を行う
 調剤薬局の薬剤師に対する褥瘡教育の強化

・在宅ケア推進協会との連携により在宅医療における褥瘡教育をさらに充実させる
 在宅ガイドブックの作成
 在宅褥瘡に関するセミナーの開催

・車いすアスリート支援の拡大

・防ぎきれない褥瘡に対する対処

・急性褥瘡・DTIの評価方法の確立

 川上重彦前理事長の方針を踏襲しながら、さらに学会の発展に努めていきたいと思いますので、会員皆様のいっそうのご支援、ご協力をお願いいたします。

令和1年9月

一般社団法人 日本褥瘡学会 理事長
東京医科大学 皮膚科学分野主任教授
坪井 良治

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