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理事長挨拶

川上重彦

 平成29年9月、第7期(平成29年9月より2年間)の第1回理事会において理事長にご推薦いただき日本褥瘡学会理事長を続投することとなりました。この2年間、会員の皆様方のご支援とご協力をいただき本学会の発展に努めてまいりましたが、さらに2年間何卒よろしくお願い申し上げます。

 日本褥瘡学会は、褥瘡や創傷の医療に関わる多職種の医療関係者や医用工学研究者が参加する学会として1998年に発足し、現在は8,000人を超える会員を擁する大きな学会へと発展してきました。このような発展は、初代大浦武彦理事長、二代森口隆彦理事長、三代宮地良樹理事長、そして四代真田弘美理事長、の卓越した指導力と先見性の賜物とあらためて敬意を表したいと思います。

 本学会では、これまで様々な活動を行ってきました。褥瘡評価ツールとしてのDESIGN、DESIGN-Rの開発、ガイドラインやガイドブックの刊行、様々なセミナーの開催、認定制度の発足、褥瘡患者の全国実態調査など、その活動は多岐に渡ります。私が理事長を務めたこの2年間においては、継続して行ってきた様々な活動に加えて、新たに医療機器関連圧迫創傷(MDRPU)に関する解説書「ベストプラクティス 医療関連機器圧迫創傷の予防と管理」を刊行いたしました。これは、患者さんの治療に用いる医療関連の器材などが患者さんの体を圧迫することによって生じる傷について、その予防と対策を纏めた解説書であります。従来の自重による褥瘡に加えて、このような創傷も医療現場で増加してくると考えられます。医療現場において座右の書として是非活用していただきたいと思います。また、第4回の実態調査も行い、その結果を第19回学術集会において報告いたしました。

 私が理事長就任に際して掲げた課題(認定制度のさらなる充実、在宅における褥瘡チーム医療の発展、看護師の創傷特定行為資格取得への啓蒙や研修施設の充実、ガイドラインの改訂)などについては、まだまだ十分な成果をあげているとはいえません。歴代の理事長と比べて、大変力不足ではありますが、これらの課題に対処し、本学会のさらなる発展を目指していきたいと思います。来年は学会発足20年の節目となります。会員皆様におかれましては、いっそうのご支援、ご協力を何卒お願い申し上げます。

平成29年9月

一般社団法人 日本褥瘡学会 理事長
金沢医科大学 形成外科
川上重彦

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