一般・福祉関係の皆様

「床ずれ予防の日」について

「褥瘡(床ずれ)予防週間」 10月20日~27日

“じょくそう(褥瘡)”は床ずれとも言われ、ベッド・布団や椅子などと皮膚が接触する部分に強い力が加わることで皮膚の血の流れが悪くなり皮膚やその下の組織がダメージを受けてできる損傷です。食事が十分とれない、自分で体を動かすことができない、トイレで排泄できないなどの方々にできやすいです。

骨が突出している部分が赤くなっているのを見つけたら、かかりつけ医、ケアマネージャー、訪問看護師、在宅褥瘡予防・管理師および皮膚・排泄ケア認定看護師等に相談しましょう。

日本褥瘡学会は、毎年10月20日を「床ずれ予防の日」として提唱します。2016年10月、日本記念日協会より認定されました。

「床ずれ」は、医学的には褥瘡(じょくそう)と言い、寝具や車椅子などと皮膚が接触する部分に外力が加わることで、血の流れが悪くなり、皮膚やその下にある組織がダメージを受ける創傷です。重症化すると死に至ることもあります。

適切な予防によって発生を防ぐことができます。また、発生しても適切な治療・ケアによって改善します。

日本褥瘡学会は、「床ずれ予防の日」を中心とした期間に、一般の方にもこの病気に対する理解を深め、適切な予防・管理のための情報提供やさまざまな活動を展開していきます。

なぜ 10月20日?

  • 日本褥瘡学会では、定期的に褥瘡有病率全国調査を10月に実施しています。
  • 記憶しやすいように、床(10)ずれ(20)、つまり10月20日を選びました。
  • 欧州を中心にStop pressure ulcer dayと称した褥瘡撲滅のための啓発キャンペーンが、11月に実施されています。
    これは2011年のリオデジャネイロ宣言:普遍的な人権としての褥瘡予防に端を発しています。